暑中お見舞い申し上げます。今年はかのんが申し上げますっ。
今回は、ツール・ド・フランスで今年達成された2つの新記録を記念して
のおまけ付き。
かのん的には鬼畜王ランス・アームストロングよりもヴィランクさま万歳なのですっ!
[解説:ツール・ド・フランス]
世界のサイクルロードレース大会の中でも最大規模・最高権威の大会。
フランス国内(隣国も含む)を3週間かけて一周し、総合タイムを競う。
1903年に始まり、今年で91回目を迎える。
ツール・ド・フランスには次の賞が用意されている。
- 「マイヨ・ジョーヌ(Maillot Jaune)」=個人総合タイム順位賞
- 「マイヨ・ヴェール(Maillot Vert)」=個人総合スプリントポイント順位賞
- 「マイヨ・ア・ポワ・ルージュ(Maillot a pois rouge)」=個人総合山岳ポイント順位賞
- 「マイヨ・ブラン(Maillot Blanc)」=25歳以下選手対象の新人順位賞
- 敢闘賞(旧「ドサール・ルージュ(Dossard Rouge)」)
- チーム総合タイム順位賞
- 各ステージ個人タイム順位賞
[マイヨ・ジョーヌとランス・アームストロング]
ツール100年の歴史のなかで、マイヨ・ジョーヌを5回獲得した選手は6人。
そのうちランス・アームストロング(米、UPポスタルサービス)は、
史上初の6勝(6連覇)の記録がかかっており、今年、みごとにその偉業を達成した。
アームストロングについては、若手の頃に睾丸ガンにかかり、死の淵にも立たされたが、
それを克服しツールの歴史に金字塔を刻むまでになったその意思と努力は賞賛に値する。
なおその様子を描いた映画が製作されることが決定した。
アームストロングは好戦的な某国軍最高司令官兼大統領と同じテキサス出身であることから、
典型的なあほでまぬけな白米人かと思いきや、
フランスのメディア対し仏語でインタビューに答えるといった、およそ米人らしくない特技を持っている。
スティーブ・デイビス(英国のスヌーカー・ビリヤード選手)とクリソツ。
[マイヨ・ア・ポワとリシャール・ヴィランク]
また、ツールの過酷な山岳コースを争い、その戦いっぷりにより、
時にマイヨ・ジョーヌよりも愛され讃えられる山岳賞マイヨ・ア・ポワでは、
リシャール・ヴィランク(仏、クイックステップ・ダビタモン)が今年これまた史上初の7勝目を獲得した。
ヴィランクについては、一時期ドーピング疑惑(いわゆるフェスティナ事件)により、
不遇の時期を送ったが、出場停止解除後もマイヨ・ア・ポアの称号をさらに二度勝ち取った。
山岳王の実力を改めて証明したと言えよう。
私にヴィランクの思い入れを語らすととても長くなるのでここでは割愛するが、
山岳ステージで大逃げを打ち、後続に数分以上の差をつけ
右手を高々と上げてゴールする千両役者な色男の姿は、
フランスの英雄としてツールファンに愛され、その記憶は永く残るであろう。
…ていうっか、よりによって7/14のフランス革命記念日の日のツール日程最長の
237kmのコースにおいて、あのローラン・ジャラベールに「自殺行為」と言わしめた
212kmの殺人的な大逃げを成功させられるのはこの人くらい。
…真似する人もいませんが(^^;
参照:JSPORTS 2004 Tour de Franceページ
超参照:自転車用語の基礎知識@2ちゃんねる
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